マーケティングメッセージ =「事実」X「ならでは」X α

外資系IT/ハイテク関連のクライアントのコミュニケーションに関わらせていただいて早や20年近く。半導体メーカーに始まり、米国系のソフトウェア会社やハードウェアメーカーなどなど。基本を学んだTI、PR/ダイレクトレスポンスAD中心だった日本上陸時のデル…

ガラパゴス現象とコミュニケーションの海

[2008/01 記]特殊な生態系が今も残る太平洋上の島、ガラパゴス諸島。それになぞらえて、最近、携帯電話市場は「ガラパゴス現象」だという声を良く耳にします。このこと自体は、今さらという感が強いのですが、今回はマーケティングとコミュニケーションにお…

文字のコミュニケーションの第一歩: プレスリリース

情報や意思、感情を伝え合うコミュニケーション―ときには文字でロジカルに、ときにはビジュアルでエモーショナルに―ということで今回は文字でロジカルにプレスの皆さんに伝えるべき、プレスリリースについて考えてみます。プレスリリースは、企業や行政機関…

ブランドの体現者に潜むリスク

PRコミュニケーションでは、トップ広報として、よく“企業の顔”としてのトップからのメッセージが大切であるといわれます。これは、企業理念やビジョンを社内外のステークホルダーに理解してもらうためには、トップ自らが情報を発信すべきであるとの考え方に…

オバマ大統領から学ぶ統合マーケティングコミュニケーション

昨年の2008年11月5日、21カ月間もの長期にわたる歴史的な大統領選挙が終了しました。多様性の象徴である米国をとひとつにまとめあげていったコミュニケーション力は各界から賞賛されました。今回は統合マーケティングコミュニケーションの観点から、オバマ氏…

負のマインドシェアを生むコミュニケーションの矛盾

マーケティングプロセスはAIDMA 、あるいは最近ではeコマースのマーケティングモデルからAISAS ともいわれます。このプロセスで前提となっているのが、いずれのフェーズでもグッドウィル(好感)を醸成するということ。今回は、グッドウィルをつくりだそうと…

結果と期待値

取材を受ける側は、当然ながらその結果に期待します。直接的な期待も、長期的な視点からの間接的な期待もあります。結果として望むのは、正確、かつポジティブなコンテキスト。一方、メディアには、大げさに言えば、表現の自由があります。どう書くか、ある…

6/4日経朝刊紙面より: 記事「新たなリコール隠し」(1面) サムスン アテネ2004オリンピック聖火リレー ワールドワイド公式スポンサー(10面) 連載記事「根深き病巣」(11面) 新車eKアクティブ広告(32面) お詫び広告(39面) ###

広報的視点からの三菱自動車の混乱

三菱自動車の混乱ぶりが露呈した6/4の日経朝刊だった。 この日の三菱自動車関連の紙面スペースは、新車のカラー広告と社会面のお詫び広告、そして新たなリコール隠しに関する一面の記事と根深き病巣と題した連載記事です。売る広告とお詫びの広告、そしてネ…